2016年8月8日月曜日

帝王切開の記録Ⅳ


誕生:


8、誕生‼︎

その何度かのワクワクの後、フギャッフギャッと可愛い声が聞こえて、

赤ちゃん!!よかったーー!!!(;n;)

と思った瞬間、けっこう大きな声で、ンギャー、ンギャーと元気な泣き声がしました!


とたんに、そこにいた全員が笑顔になったのが一瞬で見え、緊張感がフワッと解放されると、赤ちゃんを取り上げる係という助産師さんが、

「元気な男の子でーす!」
と言って赤ちゃんを抱っこして、ちょっとこちらに向けてくれました。

これが本当に全部2秒間くらいで起こって、私はただただ、

「よかった~赤ちゃん頑張ったね~ありがとう~!!」
と思いながら、じんわり涙が出ました。

たくさん待ったり、壮絶な苦しいお産でなかったせいか、一気に感情の渦で号泣!という状態ではなかったですが、じんわりと感無量…という感動の仕方です。

ほぼ身体が全く動かないので、必死に頭をもたげて、赤ちゃんのゆくえを追いました。

ほんの数メートル離れた台で、手早く赤ちゃんがきれいにされ、私の腕についていた名前のバンドの半分が切られて赤ちゃんにつけられました。

ほんの少し血がついているのが見えましたが、産まれた当初からの印象は、

「赤ちゃん、白いなぁ」
ということです。

羊水なのか何かの膜なのか、白っぽく包まれて産まれてきて、きれいに拭いてもらっても、肌もとっても白い赤ちゃんでした。

産道を通って来た子は、すごいエネルギーを使って色々な場所を通って来るので、赤黒かったりすることが多いし、私も産まれたてはみんなそうだと思っていましたが、白っぽいのはやっぱり手術の結果だったのかな?

早く赤ちゃん近くに来て~と思っていると、助産師さんが、すぐに私が寝ている右側に赤ちゃんを連れて来て、ぴったりと寄せるように支えてくれました。

普通分娩のように身体が自由ではないので、胸に抱っこというのは出来なかったですが、顔をくっつけて、解放してくれた右手だけで赤ちゃんを触ってよしよしできました。


とっても感動していましたが、やっぱりそこまで感情が入り乱れて…という状態はなく、それより赤ちゃんに
「ありがとう」
「頑張ったね」
「嬉しい、よかった」
「可愛いね」
と伝えたいことがたくさんあって、一生懸命、小声で繰り返し伝えました。

ここで、赤ちゃんに伝えたことがもうひとつ。

「もう大丈夫だから、泣かないでゆっくり息をするんだよ~^^;」

なぜなら、「泣いて呼吸泣いて呼吸…」と呪文のように繰り返していたおかげなのか?赤ちゃんはずっと元気に泣きっぱなしでした!笑

みんなが、元気ね~と言ってニコニコしていましたが、私は
「もういいんだよ~」
と思いながら、喜びとおかしさでクスクス笑ってしまうほどでした^^


また、赤ちゃんを右側で触れられた私ですが、真横すぎて顔はしっかり見れませんでした。

そして、その時の周りの雰囲気が、(いい意見で)もう本当に、手術室とは思えないリラックスぶりで、みんなが口ぐちに

「可愛いね~」
「頭の形きれい~!」
「白くて上品だね~!」

と、まるで面会にきた家族親戚のように盛り上がっていました。笑

こうして、終始ほのぼのな雰囲気で無事に赤ちゃんが誕生*^^*


私はその後、赤ちゃんと離れて、ちょっとだけ麻酔で眠ってしまいました。

その間にお腹が縫われて、事前に言われていた通り、もう起きた時には全て終わっていて、赤ちゃんは外で待っていて、私は手術台から移動ベッドに移されるところでした。


スムーズかつほのぼのだった手術でしたが、外で待っていた家族からすると、思っていたより少し時間が押していて、何かあったのかな?とヤキモキしていたようです。

パパの観点から見た日記も、ぜひ読んでくださいね^^ 私も感動してしまいました!
http://yogaearth1224.blogspot.jp/2016/07/blog-post_17.html


ここまで痛くも痒くもなかった出産記録ですが、やっぱり、術後は少しの苦しみが待っていました^^;

その後のお話も、次回に続きます。


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2016年8月7日日曜日

帝王切開の記録Ⅲ


手術開始:


7、いよいよ帝王切開開始!

6までの段階を得て、いよいよ手術です。

よろしくお願いします!
と先生が最後に力強く言って始まりましたが、
メス!
とか
入刀します!

とかいう怖いセリフはなく、ドキドキしないまま、いつの間にかお腹の切開が始まっていました(´・_・`)


痛み止めはないけれど他の感覚はあると聞いていたのですが、実際は触っているのも全くわかりませんでした。

ここが帝王切開のハイライトのはずですが、自分的には、ドキドキしつつも一番何もしていない時間でした。笑

ベテランぽい先生と、今日まで何度も顔を合わせた担当医さんがふたりで、落ち着いた会話をしながらすすみました。


最終的にあった感覚は、子宮切開まで行ってお腹の中から赤ちゃんを出す時に、内臓が引っ張られる感じが何度かありました。

聞かなかったけれど、頭をグイッと正常位まで持って来て、先に出していたのかな?

エコーで見た時に頭があった方向から、ギュ~っと何度か引っ張られる感じがしました。

でも全然痛いとか不快感はなく、これで出てくるのかな?という何度かのワクワクがありました。


マタニティの時からずっとですが、私が何度も繰り返し赤ちゃんに語りかけていたことが、

「赤ちゃんは地球に出てきたら、びっくりしないで、おっきな声で元気に泣くんだよ。
そしたら呼吸できて、大丈夫だからね。」
ということです。

お腹の赤ちゃんの成長に問題がないことは確認できていましたが、産まれてからちゃんと自分で呼吸してくれないと大変です。

帝王切開の赤ちゃんは、自分の意志で産まれてくる前に、手術で突然、お腹が開いて取り出されます。

だから、普通分娩よりはびっくりしてうまく呼吸が始められないんじゃないか、ということだけが心配でした。

ずっと、おっきな声で泣くんだよ~と、手術中も念じていた私。

それで産まれた赤ちゃんは…???


次回はいよいよ誕生です^^

つづく



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2016年8月6日土曜日

帝王切開の記録Ⅱ


帝王切開はじめの準備完了まで:

4、手術室へ

移動は人生初の車椅子。

元気なのに車椅子を押してもらっていることに違和感…というかちょっと快感。笑

そんな冗談を言いながら、旦那さんと何人かの担当スタッフさんが手術室まで和やかに運んでくれ、待合室の家族に行ってきまーす!と手をふりました。


5、手術台へ

更に担当スタッフさんが何人か挨拶してくださり、いよいよ手術台へ。

ここで室内を見渡した私は、スタッフ人数の多さ、広さ、厳重警戒体制的なものに、すごい感動してしまいました。

今振り返ると、ここが一番、涙をこらえたシーンかもしれません!

このお腹にいる小さな生命を守るために、こんなにも多くの人が全力で関わってくれているんだと思うと、緊張ではなく感動と感謝で本当に泣きそうになりましたが、心配されると思って我慢しました(;_;)

また、本当にみんな笑顔でリラックスした雰囲気で、おしゃれなショップみたいな流行歌謡曲までかかっていて、今から手術という実感がいつまでもわきませんでした。


6、麻酔などなど

手術看護師さんが最後まで他愛もない会話で緊張させないようにしてくれつつ、準備はテキパキと行われました。

点滴用の注射が左腕に入り、これがなかなか太いチューブをその後何日か入れておく用なのですが、とても上手であまり痛くありませんでした。

そしてスムーズに身体を横向きに動かされ、次は背中に麻酔と痛み止めの注射。

この、背中に注射というのが、私が一番ビクビクしていたものでした。

初めてだし、背中って痛そうで怖い。。

スタッフさんも、これを耐えたら痛いのはもうないと励ましてくれました。

でも実際は、身を固くして耐えるというほどの痛みではありませんでした。

背中を押して場所チェックをされ、3-4回、チクっと刺す普通の採血の注射程度の感覚です。

注射ってお医者さんの腕にもよると言いますが、そんなに怖がる必要のあるものではありませんでしたよ!

私はけっこう怖くてかまえていたので、これから帝王切開を待つ人に、とくに伝えたい情報です。


手術中に唯一、一瞬だけ苦しかったのが、強い麻酔と痛み止めの注射後の、激しい吐気です。

普通に喋れるし意識もしっかりあり、「気持ち悪い時はすぐに言ってください」と頭のところに麻酔科医さんが見てくれていたので安心でしたが、本当にほんの一瞬、身悶えるくらいの吐気があって、すぐに伝えました。

でもこの吐気も通常の反応らしく、落ち着いて調整してもらって、すぐに治りました。

本当に、一瞬の苦しみでした。

お薬の効き具合は、冷たいコットンを肌にあてて何度かされましたが、痛かったり強い確認は無いままの入刀でした。

そして、胸の上の高いポールから下げたタオルでお腹が絶対見えないようにセットされ、あの手術らしいランプがお腹の上に照らされ、担当医がそろって、最終確認情報を読み合いに入りました。

これで準備完了です。

私の気分的には、とてもスムーズに全てがすすみ、注射を乗り越えた今、むしろ手術台に上がる前よりもリラックスして、ただ冷静に周りの様子を観察しつつ、全てをお任せするのみでした。

つづく


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2016年8月5日金曜日

帝王切開の記録Ⅰ


<帝王切開の記録>

人生最初で最後(?)の貴重な手術体験を終えてからもうすぐ一カ月。

術後から母子ともに順調に回復していて、ありがたい限りです!


様々な角度から支えてくれたたくさんの周りへの感謝の気持ちとともに、その記録を残しておくことで、何らかの形で誰かの役に立つといいなと思っています(^ν^)


現在まだ実家にお世話になって家事も任せたり、お昼寝もしているので、更に時間があいた時に、入院時に書いていた日記を更新して投稿しようと思っています。


本日はその一弾。入院~手術当日朝:


1、前日の入院から

すごく丁寧な担当医さんの説明。
これが、身体のどこをどういう風に切って進める…とかかなり細かく、逆にリアルで少し怖くなりました(´・_・`)
でも、安全面で留意している点や緊急時対応などのバックアップも細かく、やっぱり知っていてよかったなと思いました。

それ以外も麻酔科や手術看護師や手術室チーム担当など…正直、誰が何なのかよくわからないほどの人が挨拶や確認に来てくださり、ともかく色々な気遣いと万全のサポートに感謝感謝でした!


2、赤ちゃんチェック

もちろん最後の最後まで、赤ちゃんの体位をチェックしてから手術を決定します。
前日の夜に、他にも異常等がないように入念にエコー検診してもらい、手術に向けて心配や問題点がないことを確認。

そして朝に最後の赤ちゃんの様子確認。
クルクルしょちゅう回転する子だったら、また逆子が直って手術は取り止めという人もいるようです。
うちはほぼ動くことはないとみんなが思っていて、その通りでした(´・_・`)


3、当日朝、手術決定後

エコーを終えて、手術開始時間を待つのみ!

待ち時間もそんなになく、着替えや準備をしながら色々な人が声をかけてくださり、家族も来て、なんだか周りの方がそわそわしていて、私はそこまで緊張しませんでした。

とくに不安要素がなく、自分で頑張ることもなく、ここからはもう信じてお任せするだけ…と割り切れたことがよかったと思います。

それだけ、本番までに信頼を与えてくれてサポートしてくださった病院側にも、いつもそばにいてくれる家族にも感謝感謝です!


つづく


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2016年8月4日木曜日

赤ちゃん一カ月検診


息子の一カ月検診に来ました!

まだ実質、生誕3週間ですが、もうそんな時期か~と、本当に退院してからあっという間だったように思います。

まだまだなところはありますが、やっぱり赤ちゃんとべったりな生活を何週間がすると、赤ちゃんの日常の世話と、手術後の自分をケアする生活には、慣れてきたという手ごたえがあります。

まず、外に出て普通に歩いている自分に感謝感激。。笑

赤ちゃんも健康体で、自分の身体も順調に回復して、こうしてどんどん日常の暮らしに戻りつつあって嬉しい限りでした。

病人でも動けないわけでもないのにお買い物にも出ない生活というのは、やっぱり長いと辛いです;


そして入院していた病院に行ってみると、なんだか懐かしいような変な感覚がありました。

実際10日間もこの中にこもって生活していたわけなので無理もないですが、いったん外に出た自分が、健康体になって戻ってこれたことに感動^^


また、入院中にお話をしたママ仲間にも会い、当然ながらみんなすっきりして、おしゃれもしていて、雰囲気が入院当時とは違うことにも感動!


産院の病棟は、妊娠中で何らかの入院が必要な状態の人か、手術前後の人、普通分娩直後の人しかいないので、みんな大きなお腹かお産後の痛手を受けた身体で、若めの女性ばかりなのに腰を曲げたりお腹をおさえたりして歩き方はヨタヨタしていてすごい図なんです。笑

それが普通になってしまっていて、誰もおかしいと思わなかったけれど、同じ場所で、同じ人たちが集まったのにみんなちゃんと歩いていて、自分を含めてよく回復したな~と、とても感慨深いものがありました。

息子とも、乳児室の移動ベットみたいなケースに入った状態ではなく、ちゃんと抱っこしてそこまで一緒にこれたことにも喜びを感じます。


やっと外に出られて、コンビニとかスーパーなんかにちょっと寄ることでさえもすごいリフレッシュになりました!

まだ体力不足で疲れやすいですが、これから少しずつ外出もして、息子と色々な楽しいことに挑戦したいです♪


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2016年8月2日火曜日

パパが巨人化‽!


パパが地方のお仕事で丸二日間くらい赤ちゃんとふたりきりでした。

そしてパパが帰ってきて、夜泣きの赤ちゃんも抱っこしてくれたり大助かり^^


でも気になるのが……


パパが巨人化している…‽?‼(゚д゚;)

…というのも、パパが太ったとか、体型が変化したとか、全くそういう問題ではないのです><


ただ、もともと背が高くがっしりしたパパとしばらく離れた上に、正反対のちっちゃい赤ちゃんとふたりで過ごしていたため…

小人の国に巨人がきたような違和感。。。笑


赤ちゃんは全身をくねらせて伸びをしたり、顔をしわくちゃで大あくびをしたりしますが、それをパパがやると、その大きさに圧倒されて…

トトロの大あくびを見た時のメイの気持ちがわかります。笑


こんなにちっちゃい可愛いのが、パパみたいに大きくなるんだと思うと……

男の子だし、大きくなってほしい。でも小さい可愛いままでもいてほしい。。


まだだいぶ先だけど、今から複雑です( ゚д゚ )w

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2016年8月1日月曜日

ふたりっきり


赤ちゃんとふたりっきりの一日は、もちろん赤ちゃんの欲求最優先に動きます。

むしろ産院の乳児室の方が、慣れた看護師さんが管理していて、赤ちゃんが待っている時間泣いても少し様子を見たりしていたようですが、ふたりだけでお部屋にいると、やっぱりちょっと泣いても気になってしまって、何をしていても急いで飛んでいきます^^;


そうなると当然、自分で使おうと思っていたように時間が使えず、あれもこれもそのまま残ってしまった、、というジレンマを感じることもあるし、とくに夜中は、もうちょっとまとめて何時間が寝てくれないかな~なんて思ったり。


でも、基本的に何かをやっている最中にそれを中断して赤ちゃんを見に行くことが当たり前になってくると、逆に自分の思い通りに用事が終わっても赤ちゃんが深い眠りで昼間に何時間も起きなかったりすると、だんだん気になってきてそわそわしてしまいます。笑

それはそれで、まだ自分の食事も終わったばかりなのにもう一回食べておくわけにもいかないし、まだきれいにしたばかりなのにお掃除しても仕方ないし、つまり何かをやって溜めておくことが出来ません。

そして何より大事な、「寝溜め」ということもできませんね^^;


以前、友人の先輩ママが、赤ちゃんが産まれてから何カ月も四六時中赤ちゃんと離れずにいて、単発の仕事に一日復帰した日、一日中会いたくて会いたくて、帰ってきて再会すると、ママの方が泣いてしまったそうです。

当時まだ独身だった私は、
そんなことありえるの?!
と思いました!


でも実際ママになってみると、赤ちゃんが何時間も死んだように寝ていて待っている時、なんだかそれだけで寂しいような恋しいような気持ちになりました。


ようやく起きて、フギャーーと呼ばれると、
起きたの~待ってたよ~(*´︶`*)
という心境になり、より愛しく感じました♥


これがある種のママ病か~(*´Д`)ノ笑

可愛すぎて、「自分のモノ」というように私物化しないように気を付けたいです…;


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