2016年8月6日土曜日

帝王切開の記録Ⅱ


帝王切開はじめの準備完了まで:

4、手術室へ

移動は人生初の車椅子。

元気なのに車椅子を押してもらっていることに違和感…というかちょっと快感。笑

そんな冗談を言いながら、旦那さんと何人かの担当スタッフさんが手術室まで和やかに運んでくれ、待合室の家族に行ってきまーす!と手をふりました。


5、手術台へ

更に担当スタッフさんが何人か挨拶してくださり、いよいよ手術台へ。

ここで室内を見渡した私は、スタッフ人数の多さ、広さ、厳重警戒体制的なものに、すごい感動してしまいました。

今振り返ると、ここが一番、涙をこらえたシーンかもしれません!

このお腹にいる小さな生命を守るために、こんなにも多くの人が全力で関わってくれているんだと思うと、緊張ではなく感動と感謝で本当に泣きそうになりましたが、心配されると思って我慢しました(;_;)

また、本当にみんな笑顔でリラックスした雰囲気で、おしゃれなショップみたいな流行歌謡曲までかかっていて、今から手術という実感がいつまでもわきませんでした。


6、麻酔などなど

手術看護師さんが最後まで他愛もない会話で緊張させないようにしてくれつつ、準備はテキパキと行われました。

点滴用の注射が左腕に入り、これがなかなか太いチューブをその後何日か入れておく用なのですが、とても上手であまり痛くありませんでした。

そしてスムーズに身体を横向きに動かされ、次は背中に麻酔と痛み止めの注射。

この、背中に注射というのが、私が一番ビクビクしていたものでした。

初めてだし、背中って痛そうで怖い。。

スタッフさんも、これを耐えたら痛いのはもうないと励ましてくれました。

でも実際は、身を固くして耐えるというほどの痛みではありませんでした。

背中を押して場所チェックをされ、3-4回、チクっと刺す普通の採血の注射程度の感覚です。

注射ってお医者さんの腕にもよると言いますが、そんなに怖がる必要のあるものではありませんでしたよ!

私はけっこう怖くてかまえていたので、これから帝王切開を待つ人に、とくに伝えたい情報です。


手術中に唯一、一瞬だけ苦しかったのが、強い麻酔と痛み止めの注射後の、激しい吐気です。

普通に喋れるし意識もしっかりあり、「気持ち悪い時はすぐに言ってください」と頭のところに麻酔科医さんが見てくれていたので安心でしたが、本当にほんの一瞬、身悶えるくらいの吐気があって、すぐに伝えました。

でもこの吐気も通常の反応らしく、落ち着いて調整してもらって、すぐに治りました。

本当に、一瞬の苦しみでした。

お薬の効き具合は、冷たいコットンを肌にあてて何度かされましたが、痛かったり強い確認は無いままの入刀でした。

そして、胸の上の高いポールから下げたタオルでお腹が絶対見えないようにセットされ、あの手術らしいランプがお腹の上に照らされ、担当医がそろって、最終確認情報を読み合いに入りました。

これで準備完了です。

私の気分的には、とてもスムーズに全てがすすみ、注射を乗り越えた今、むしろ手術台に上がる前よりもリラックスして、ただ冷静に周りの様子を観察しつつ、全てをお任せするのみでした。

つづく


Thanks!

MICHIKO

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