現代でもパタンジャリ先生として親しまれています。
インドではパタンジャリ先生は聖者であり、
ビシュヌ神の使いで守り主である、
千の頭を持つ聖なる白蛇(アナンタ)の生まれ変わりと言われています。
また、ヨガの創始者であるシヴァ神がヨガについて語っているところを盗み聞きしてしまったため、
シヴァ神によって、人間にヨガを広める使命を課されたと言われています。
他にもパタンジャリ先生の不思議なお話が後世に伝えられています。
人に生まれ変わるために母親が必要だった白蛇のアナンタは、
ある日、水辺で祈りを捧げるゴニカという女性と出会いいました。
ゴニカは手を合わせて男の子が欲しいと祈っていたのです。
そこでアナンタはそっとゴニカの手の中へ入ったのです。
ゴニカが目を開けて手のひらを見ると、小さな白蛇がいまいた。
その白蛇が小さな人へと変わっていきました。
ゴニカは手を合わせた仕草(anjali)、のとき、ぽとり(pat)と天から落ちてきたので、
それに由来してその子に「patanjali:パタンジャリ」と名前をつけました。
パタンジャリとは、人々のために天から祈りの合掌の中に落ちて、
たくさんの人々の苦しみを救ったという意味の名前なのです。
パタンジャリ先生の三つの功績
①人間が生きるために必要な智慧の集大成「マハーバーシャ(文法大解説書)」を記した。
②心の健康を整えるための教え「アーユルヴェーダのお教え」を記した。
③心の健康と幸福を得るための方法である「ヨーガスートラ」を記した。

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