स्मृतिपरिशुद्धौ स्वरूपशून्येवार्थमात्रनिर्भासा निर्वितर्का
【スムルティ・パリシュッダウ スヴァルーパ・スーンニャ イヴァ アルタマートラ
ニルバーサー ニルヴィタルカー】
物事の本質がはっきりとします。この本質に至る瞑想をニルヴィタルカ・サマーディ(分析を終えた後の瞑想)といいます。
~スートラの解説~
前の第一章第42節で、物質について見極める瞑想をしました。
次はこの章で説明される、「物質を分析した後の瞑想」になります。
物事の本質は空であり、物質や事柄、全ての物事が永遠の存在ではなく、
常に変化している実体のない存在に過ぎないんだということに気付くことが大切です。
それら全ての物事に意味を与えているのは、
私たちの心です。
気持ちがいい、心地がいい、不快だ、嫌だ、便利なもの、不便なもの
と物質や事柄に意味を与えているのは私たちの心でしかないのです。
そして、それらは
私たちの過去に起きた経験や記憶によって決まってしまいます。
例えば、子供の頃に近所の犬にかまれたことがある人は、
「犬というのは野蛮で怖いもの」
という記憶を持っているので、犬というのは不快な存在という見方しかできません。
そうすると、また同じような現実を引き寄せてしまいます。
しかし、あるとき犬というのは決して怖いものではなく、
「なんとなく、愛らしいものである。」
というように、自分の方の物の見方を変えてみるとどうでしょう?
すると、
自分によってくる犬は自分に噛みつこうとしているのではなくて、
実は可愛がって欲しかったんだ、遊び相手が欲しかったんだということに気が付きます。
そういう風に、
自分の方の認識を変えることで、物事は変化するのです。
そして、それら変化する物事というのは、
「空」なのです。
こちら次第でいかようにも変化するのです。
そのことに気が付いたら、物事に執着する必要はないのです。
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