2016年8月12日金曜日

帝王切開の記録Ⅷ


12、産後2日目の苦悩

やっと赤ちゃんと一緒に過ごせる…と思っていた産後2日目ですが、私の体調が万全でなかったことと、痛みが増してきて、更に授乳も始めたばかりで夜中が不安だったので、母子同室は延期になりました。

当時は、産まれたばかり赤ちゃんと少しでも一緒にいたかったし、赤ちゃんとの時間の一瞬たりとも逃したくなくて、すごく残念に思ったし、本当は完全母乳に一刻も早く切り替えたかったので、けっこう焦りました。


夜になって、母乳をあげてもあげても足りないような感じで泣いていたので、さすがにかわいそうになので、ミルクを足してもらう決心をして赤ちゃんをあずけ、トボトボひとりで病室に戻って就寝しました。


でも、お腹の痛みがこれまで以上に辛い…><

その日、手術日からしていた背中の点滴を抜いて、腕の点滴も次の日までなかったので、いろいろと効果が切れたからでしょうか?

外傷の縫い目の痛みはほとんどなかったのですが、後陣痛という子宮が収縮する痛みなのか、子宮の部分の切開した縫い目の傷の痛みなのかわからず…とにかくお腹の内側見えない部分が痛くて、身体を横にもできないし、眠れなくてきつくて…とうとうナースコールを押しました。

まず看護師さんに聞いたのが、

「痛みはどれくらいガマンすればいいですか?」
でしたが、すぐに
「ガマンしなくていいですよ!まだ2日目ですから!痛み止めを処方しましょう」
と、普通にお薬を出されました。

これはロキソニンでしたが、後から他の人に聞くと、痛くてそれでは聞かず、解剤を入れた人もいたそう。

病院では普通なんだと思いますが、痛み止め等のお薬をなるべく取らないようにしていた私。

赤ちゃんと離れてしまってナイーブになっていた私は、その日、初めて産後うつのような気分になりました。

そうなると色々とよけいなことまで考えてしまうのが、負のスパイラル。

お産直後で入院してるのは当然なのに、外の事までいろいろ考えてとても暗い気分に落ちていきました><


旦那さんはとっても忙しく動いてるのに…
私は時間はゆっくりあるけど、身体が痛いし動かない。
頭もあんまり働かない。
息子と産まれてずっと一緒にいたかったのに、自分のせいで離れ離れ…
手術からずっと薬漬けになって罪悪案…母乳にも影響しないか心配…

そこから一通り悩んでからだんだん落ち着いてきて、悩みが整理されてきた時、旦那さんのメールにも助けられて、家族の絆・つながりを感じて、私だけが悩まなくても大丈夫なんだな、と思えました。


私には、自分の身体を張って、守って産んだ息子がいて、
いっぱい動いてくれて、私と赤ちゃんのことをいつも一番に想ってくれる旦那さんがいて、
産まれたばかりで頑張って元気に生きている息子に、みんなが勇気をもらって…

こうして、家族がみんなそろって幸せなように支え合っているんだな。

誰がどんな状態か、今のことだけで悩む必要ない。

それぞれのできることで、それぞれの立場で頑張って助け合ってる。


これは、今でも思うことです。

お産の前後で家族や周りのたくさんの人に助けてもらわなければいけませんが、それも全て赤ちゃんのため。

そしてそれを全部挽回する以上に、みんなが赤ちゃんがいることで、幸せな気持ちになっているのです。


たぶん産後は、こういういろんな理由でそれぞれ悩んで成長するのかな~と、今では思えます。

普段以上にナーバスになったり感情的になるのは、ホルモンの作用で産後よくあることですが、ひとりで悩まないことが一番の解決法だと思います。

私の場合は自己嫌悪になりつつあったので、家族や相談にのってくれる看護師さんにポツポツ話して消化していきました。

逆に、人の対応に悩んでしまったり傷ついてしまったりすることもあります。

そういう時も、メールでお友達に相談してもいいし、入院中のママ仲間に話すと、けっこう同じことで悩んでいたりするので、同意を得られて安心するものです。

そんな時の一度の愚痴や泣き言は、あとで明るく元気になって挽回していけばいいんだと思います!


入院中の身体の痛みも精神面の辛さも、この前後がピークで、ここからは回復もとっても順調でした。

病院の指導も充実していたので、合わせてご紹介していこうと思います^^

つづく


Thanks!

MICHIKO

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