2016年2月3日水曜日

ヨーガ・スートラ第1章第20節

ヨーガ・スートラ第1章第20節

श्रद्धावीर्यस्मृति समाधिप्रज्ञापूर्वक इतरेषाम्

【シュラッダー・ヴィールヤ・スムルティ・サマーディ・プラッニャー・プールヴァカ イタレーシャーン】

誠実に熱心に忘れることなく、落ち着いて瞑想の練習をすることによって、

天使や神々でない人々も真実を知って、瞑想状態に至ることができます。

~スートラの解説~

意志と努力で練習を重ねることで、

天使、神々意外の人々でもサマーディーは達成されます。

サマーディ(瞑想状態)に至るために獲得すべき質というのは、

1.シュラッダー

「ヴェーダ(聖典)」の教える智慧が真実であると受け入れることができる態度を持っていること。

2.ヴィールヤ

瞑想することの大切さを理解し、毎日繰り返し練習できること。

3.スムルティ

1~3を忘れることなく、継続して続ける根気と忍耐があること。

の以上3つです。

「瞑想なんて何の意味もない」と思って取り組んでいても眠くなるだけですが、

瞑想は真我と自分を見極め、自分の中で次々に沸いてくる雑念妄念を収める行為だと思って、

毎日繰り返してやってみるといいでしょう。

それが習慣となるまで継続してやるようにしましょう。

そうすると、徐々に心が軽くなってきます。

真我の存在を認められるようになってきて、真我と自我の違いがわかってくると、

浮かんでくるいろいろなマイナス思考に振り回されることがなくなってきます。

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