तस्य वाचकः प्रणवः
【タッシャ ヴァーチャカフ プラナヴァハ】
オームなどの聖音はイーシュヴァラ(自然の摂理)の一つです。
~スートラの解説~
オーム(聖音)という音は、サンスクリット語のア、ウ、ムという3つの音から出来ています。
1.「ア」は目覚めている状態で、観ている物と観られているものが区別できる状態です。
2.「ウ」は夢を見ている状態で、観ている物と観られているものが入れ替わったりする状態です。
3.「ム」は熟睡状態で、観ている物も観られているものもない、なにも認識できない状態です。
これらの状態、すべてに浸透している存在がイーシュヴァラです。
この世界は音と形から出来ています。
世界にある言語、世界に起こる現象のすべてが「あ」から「ん(ム)」の音の間で終わります。
ヒンドゥー教では「はじめにオームがあった」と言いますし、
キリスト教では「はじめに言葉ありき」と言います。
日本では言霊という文化があり、
言葉には霊的な力があるというような捉え方がされています。
実際に、言葉、音には波動があります。
そして良い波動をもつ音や言葉があり、
それがオームやマントラや、仏教で言う真言です。
普段私たちが使っている言葉にも、波動があります。
前向きな言葉、肯定的な言葉、感謝の言葉などは波動が高く、良い言葉ですので、
そういう言葉をたくさん使うようにしましょう。
そうすれば、普段からマントラや真言を唱えているのと同じになり、
良い現実が展開されていくでしょう。
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