2016年2月2日火曜日

ヨーガ・スートラ第1章第19節

ヨーガ・スートラ第1章第19節

भवप्रत्ययो विदेहप्रकृतिलयानम्

【バヴァ・プラッティヤハ ヴィデーバ・プラクルティラヤーナーン】

生まれつき自然に深く瞑想できる質を備えているのが、天使や自然界を治める神々たちです。

~スートラの解説~

生まれつきサマーディ(瞑想状態)を深めることができる存在がいます。

1.ヴィデーハ(天使たち)

聖典によると、これらの特別な存在といわれる者たちは、

天使になる前、人間として生まれた時に善いカルマ(行い)やタパス(精神的な修行)を重ねて、

プンニャ(高い徳)を積んだと言われています。

そのことによって、今世は特別な体と能力を得ることが出来た存在です。


2.プラクルティラヤ(神々たち)

彼らは天使よりもさらに、研ぎ澄まされた知性と力を持つ存在です。

人間であった時に、カルマやタパスに加え、

たくさんの瞑想をした結果、彼らは神々として生まれ変わったのです。

以上が、生まれつきサマーディができる存在たちです。


ここで大切なことは、「高い徳を積んだ」ということです。

徳という考え方は、とても大切な考え方です。

善い行いをしたときに天から与えられるポイントみたいなものです。

徳というのはどういうときに積むことができるかというと、

他人の心を明るくしたときです。

他人を励ましたり、他人を手伝ったり、他人の気持ちを明るくしたとき、

どんどん徳が積まれていきます。

徳をどんどん積んでいくことで、人は幸せになり、

天界に生まれ変わったり、解脱して別の次元の命として転生したり、

順調に魂(真我)を磨いていくことが出来るのです。



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