2016年2月8日月曜日

ヨーガ・スートラ第1章第25節

ヨーガ・スートラ第1章第25節

तत्र निरतिशयं सर्वज्ञबीजम्

【タットラ ニラティシャン サルヴァッニヤ・ビージャン】

イーシュヴァラ(自然の摂理)というのは、

他のものと比べることができない大いなる存在であり、知の根源です。


 ~スートラの解説~

サンスクリット語でイーシュヴァラとは「世界を維持する存在」ともいいます。

それは、全ての物に広がる自然の法と秩序を意味しています。

私たちの肉体の細部の働きや、呼吸、血液の循環、

それからこの世界の動植物や自然の働き、

宇宙の星々の創造や破壊など、全てのものを司る存在なのです。

それを人々は「神」と表現したり「エネルギー」と表現したりしています。


追伸

現代人の社会というのは、

科学で解明できないものは信じないというのが常識とされています。

しかし、実際は科学で解明できているのはこの世界の極々わずかでしかありません。

人間の科学では到底解明できないことが、この世界にはたくさんあるのです。

現代はインターネット時代になり、

たくさんの情報にアクセスして、何でも気軽に知ることができます。

何を信じ、何を信じないかも自分自身の判断で自由に選択できます。

そういった自由が許されていることに、心から感謝です。


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