2016年2月17日水曜日

ヨーガ・スートラ第1章第33節

ヨーガ・スートラ第1章第32節

तत्प्रतिषेधार्थमेकतत्त्वाभ्यासः

【マイトリー(1)カルナー(2)ムディタ(3)ウペークシャーナーン(4)

スカ・ドゥッカ(5)プンニャ・アプンニャ(6)

ヴィシャヤーナーン バーヴァナータハ チッタ・プラサーダナン】

(1)やさしさ(2)慈悲深さ(3)寛容さ(4)冷静さ(5)喜び、苦しみ(6)徳・不徳の結果

それらどのような対象にも動揺せず、落ち着きを養う心の明快さを持ちましょう。

~スートラの解説~

辛いことや悲しいことだけでなく、嬉しいことや喜ばしいことなど、

感情の正と負の両極端な状況にとらわれることなく、

常に冷静に真実を見ることのできる、

澄んだ心の状態でいることが大切です。

辛いことや悲しいことが起きた時は、その気持ちを一旦受け止め、

全てを許し、前向きな考えに昇華させ、そういう心の動きを感じることができたことに

感謝を捧げましょう。

また、嬉しいことや喜ばしいことがあったときも、

そのことにとらわれるのではなく、嬉しさや喜びの気持ちを受け止め、

周りの人やまわりの環境など、自分だけではなく身の回りの人に

感謝の気持ちを持ちましょう。

そしてまた、心を静かに収め、冷静な自分でいることが大切です。



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