2016年2月20日土曜日

ヨーガ・スートラ第1章第34節

ヨーガ・スートラ第1章第34節

प्रच्छर्दनविधारणाभ्यां वा प्राणस्य

【プラチャルダナ ヴィダーラナービャーン ヴァー プラーナシャ】

息を吐くこと、息を止めること、息を吸うこと、これらを整えることで心が落ち着きます。

~スートラの解説~

心を自分の意志で落ち着かせるためには、

呼吸を意識的に調整し、吸う、吐く、止める、を繰り返すことが有効です。

私たちは心がどんなに興奮したり高ぶったり、もしくは落ち込んだりしていても、

呼吸を調整し、ゆっくりと吸う、止める、吐くという動作を行うだけで、

すぐに落ち着きを取り戻すことができるのです。

日ごろ、当たり前に行っている呼吸ですが、

そのことに心をむけたことがあるでしょうか。

自動で行われていることに、感謝したことがあるでしょうか。

感謝するものが何も思い浮かばないとき、

感謝する気分になれないとき、

息を1分間止めてみてください。

すると、苦しくて、息が吸いたくて、もう我慢の限界!となると思います。

そして、やっと「すぅうー」っと息を吸えた時、

息が吸えることに心から「ありがたい」と思うことができます。

そういう身近なことから、

小さな気付きに感謝していく癖をつけましょう。



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